サッカー蟻地獄

ガチだったこともあるサンフレッチェ広島サポーター&割とガチな飯田里穂さんファン&割と長い距離を走る自転車の話、などをしています

サポーター冥利に尽きる試合:第14節 ◯1-0 FC東京@味の素スタジアム

こういう試合があるからサポーターをやめられない!

あらゆる「原因」がどうでもよくなる試合

「ポゼッションも流れも広島、決定機はFC東京、と言う中できちんと決めた」
「相手の2トップの足が止まるまで粘り強く戦った」
「カウンター主体の相手に対して押し込んで、長い距離を走らせることができた」
「ヒョンジンは止まったボールなら(ry」
(以下自重)

など、この試合の勝因は枚挙にいとまがないですし、きっと、負けたり引き分けたしても同じでしょう。
実際、そういった「勝因」が少しずつ積み重なって、決定機が何度もあって、最後の最後に一点が取れた、それは確かです。

でも、そんなのマジでどうでも良くなる試合でした。

サポーターにとって最高の幸せを得られた一夜

サポーターにとって、最高の幸せはゴールではありません。勝利でもありません。優勝でもありません。

選手と一体になって、サポーター一人ひとりが「俺が決めさせた、俺が勝たせた」と実感できること。
これこそがサポーターの最高の幸せです。
断言出来ます*1

「ここで声を緩めたら負ける」
「この声が相手へのプレッシャーになる」
「僕の声がゴールを呼び込む」
「諦めたらそこで試合終r(ry」

ほとんどのケースで、こういう思いは実現しません。実現しないんですw
どれだけ声を出しても点取れないし、負けちゃうし。
でも、そう思って行動した結果、得点や勝利によって具現化したと実感できたとき、サポーターにとってこれ以上の幸せはありません。

自分が行動して、その思いが通じたと思えた。

6日の夜、こう語る人、こういう顔をしている人ばかりでした。
これを実感した人はサポーターやめられないよ。ホントに。

Jリーグを見るか海外リーグを見るかの境目

ちょっと観点はずれますが、「自分の思いが実現する」をいくばくかでも感じられるかどうかが、サポーターかどうかを分けるラインなのではないかと思います。

よく、Jリーグを見ている人が海外リーグだけを見ている人に魅力を語りますが*2、その多くは「応援していると自分の思いが通じる魅力」なのではないかと思います。
身近な選手をずっと見ていると小さい時から見ているからがんばって!という気持ちになり、それは次第に親心に近くなります。そんな選手が結果を出すと、自分で何かしたわけではないのですが、嬉しい気持ちになって、「あの選手は俺が育てた」みたいな感じになりますw
Jリーグのサポーターなら、そういう気持ち、心当たりあるでしょ?

でも、そういう気持ちを知らなければ単純にサッカーの内容に目が行くのは当然です。

そこじゃない所で魅力を伝えなきゃいけない。けど、「思いが通じた」と思ってもらうには、足を運んでもらうのが一番早いし効果的だしハマる。

Jリーグが新規集客を狙った制度設計上で困っているのは、こういうあたりなのでしょうね。

*1:試合以外の時には「クラブと一体になってクラブの発展に寄与している」と実感することでもあります

*2:ここでは、海外クラブのサポーターをやっている人は想定してません。いると思いますよ、けど単純化のためにあえて外しています

2ステージ制の話をする時に陥りやすい罠

個人的には2ステージ制やったらええんじゃないの、と思っています。
秋冬制は否定派です。吉田*1は雪だらけなので。

以上、挨拶。

2ステージ制はダメだとかいいとかよく書かれていますが、メリット・デメリットを話す前に忘れていることがあるのではないかと。2つあったので、まとめてみたいと思います。

制度によって勝ちのルールが変わる

2シーズン制になってよく言われるのが、「年間勝ち点1位のチームが優勝じゃないのはおかしい」「残留争いのルールが明確でなくなる」みたいな話。けど、こういうのって自分の中にあるルールを適用するからおかしいのであって、ルールに則った優勝チームは優勝チームだし、残留争いはルールが明確になればいい。

例えば、今は勝利の勝ち点は3が一般的だけど、1993年のアメリカワールドカップ予選では勝利の勝ち点は2だった。だから4チームの2チーム勝ち抜けのリーグ戦で「基本0-0、格下のチームには1試合は勝つ」という戦略で「1勝5分け」で勝ち抜くこともできたし、UAEなんてのはそういうのが上手いというイメージだった。リーグ戦巧者というか。しかし、勝利の勝ち点が3になった現在は1勝5分けで勝ち抜くことはまず無理です。また、Jリーグでも勝利勝ち点が2だったら、2011年の優勝は2位の名古屋です。だからといって、「勝ち点が3なのはおかしい、2であるべきだ」なんていうことは言わない。多くの人は「勝利勝ち点が2ならば引き分け狙いが基本になるし、3ならば勝利を狙うことが基本になる」と答えるでしょう。

2シーズン制の優勝、降格も同様です。

優勝はこう決まります、と言ってそれに乗っ取らない所で「シーズン1ステージ制なら優勝だった」って言った所で、多少の気持ち悪さの後に残るのは屈辱だけでしょう。そのルールに最適化されて勝ったチームの前では負け犬の遠吠え。
確かに従来の2シーズン制での降格基準はわかりにくかったかもしれません。では、明確にすればいよいのです。例えば、

J1で各シリーズ最下位のチームは自動降格。
各ステージ16位、17位の4チームが残留をかけてプレーオフを戦う
*2

とか。しびれすぎて鼻血出ますが。

話がそれました。ルールは決めた後に勝ち方が決まるのであって、勝ち方を決めた後にルールをあわせるもんじゃないってこった。

制度は変えられる

「勝利至上主義になって若手の衰退が見込まれる」とか「若手の衰退によって全体のレベルが下がる」とか言うけど、1シーズン制でもミシャみたいに全く出さない人もいるし、森保さんみたいに出しまくる人もいるし、結局監督じゃね?ともかく、

2ステージ制はどうせすぐ1ステージ制になる。

これだけは間違いない。少なくとも、すぐルールは変わる。

Jリーグの順位決定方式の変遷

1993−1994
 「2回戦総当りステージで個別に優勝を決定」を2ステージ
 優勝チーム同士でチャンピオンシップ
 最大120分Vゴール方式
 引き分けがないため勝ち方によらず勝利数→得失点差→得点数で順位決定

1995
 「2回戦総当りステージで個別に優勝を決定」を2ステージ
 優勝チーム同士でチャンピオンシップ
 最大120分Vゴール方式
 勝利チームには勝ち点3、PKで負けたチームには1が与えられた。

1996
 2回戦総当り、1シーズン制。チャンピオンシップなし。
 最大120分Vゴール方式
 勝利チームには勝ち点3、PKで負けたチームには1が与えられた。

1997−1998
 2回戦総当り×2ステージ制。チャンピオンシップあり。
 1ステージの中にホームだけ、アウェイだけ、もありうる。
 勝ち点は勝ち=3Vゴール勝ち=2、PK勝ち=1、負け=0

1999−2002
 2回戦総当り×2ステージ制。チャンピオンシップあり。
 1ステージの中にホームだけ、アウェイだけ、もありうる。
 勝ち点は勝ち=3、Vゴール勝ち=2、引き分け=1、負け=0

2003−2004
 2回戦総当り×2ステージ制。チャンピオンシップあり。
 1ステージの中にホームだけ、アウェイだけ、もありうる。
 勝ち点は現行と同様(勝ち=3、引き分け=1、負け=0)。
 2004年に入れ替え戦導入

2005−2008
 2回戦総当り1シーズン制。チャンピオンシップなし。
 入れ替え戦あり。
 2009年に順位決定方法に反則ポイント導入

2009以降
 2回戦総当り1シーズン制。チャンピオンシップなし。
 入れ替え戦なし。

ほれ。すぐ変わるって。

というのはさて置いたとしても、今考えると変なルール(太字)もたくさんある上に、これだけコロコロとルールを変えて観客動員や順位決定を弄ってきたJリーグだからこそ、「やべっ、これ若手ダメなんじゃね?」「勝ち点計算ミスった!」って思ったら間違いなく変更すると思います。

というわけで

2シーズン制でもいいんじゃね?
やってみて盛り上がったら続ける、でもいいし、若手出るかどうかを決めればいいし。

*1:広島の練習場があるところ。広島県安芸高田市。「高田郡吉田町」といった方がしっくりくる

*2:同一チームになった時とか知るか。最悪一発勝負でいいんだよw

代理人にとって、ポジショントークは大切ですね!な話

ポジショントークとは、株式・為替・金利先物市場において、買い持ちや売り持ちのポジションを保有している著名な市場関係者が、自分のポジションに有利な方向に相場が動くように、市場心理を揺さぶる発言をマスメディア・媒体などを通して行うことを指す和製英語
Wikipediaポジショントーク

転じて、一般的に自分の立場が有利になるように場を誘導する発言のこと。

田邊さんが浦和の20番について語った

(追記)今は20番じゃなく5番らしい。どうでもいいので修正などしない。

浦和の20番(なぜか苗字が出てこない)について、代理人の田邊さんが(間接的に)語られていました。

なぜ****は広島に戻らなかったのか? 代理人が語る移籍市場の見方

誰の話をしているのかわかりませんが、名前が見えないということは多分浦和の20番のことだと思います。

が、これねぇ、、、
アンフェア極まりない。一つ一つ反論するのもあほらしいので、普通はこういうこと考えるよね、ということを赤字で引用からの補足しながら書いてみます。
書くだけ書いて、後は皆さんに印象はお任せします。
めんどくさい。

<以下、すべて記事引用。赤字は私の補足ですので、クラブの中の人の発言じゃないよ>

サポーターが内情を知らないために、不満を募らせるケースもあります。

例えば、私たちの契約選手である(現・浦和の20番)が2011年1月にサンフレッチェ広島からケルンに移籍金ゼロで移籍しました。1年半後、広島サポとしても広島のクラブとしても当社としては不本意でしたが彼は日本に帰ることになり、ケルンから浦和レッズ期限付き移籍することになった。

実はそのとき、広島にも声を掛けたんです。移籍するとき、他クラブには行かないが海外には行きたいという希望もあり移籍を認め、必ず声をかけるという社長との約束でもあったしそれが筋だと思ったから。そこで広島に「ゼロ円移籍をしたたった1年後に大きな移籍金を支払ってまで今は獲得できないし、何より浦和の20番の後に入ってもらった水本とポジションが丸かぶりする。そんな高額年俸の選手を遊ばせておくほど広島には資金的余裕はない。減資の最終段階に入っている時で、この年貢献した選手(寿人、中島)にも減俸を受け入れてもらっている中でそんな買い物をしたら株主から本気度を疑われる。浦和の20番を加入させることとクラブの存続、どちらが大切なのかは言うまでもない」と言われたから、浦和に加入した。

その1年後、浦和が「完全移籍で獲得したい」と申し出てくれたときも、広島に伝えています。それで広島が「うちは獲得しない」と言ったから、浦和との交渉の席に着いたんです。もはやこのへんの経緯などどうでもいいのですが。

広島のサポーターからしたら、「なんで帰ってこないんだ」「この裏切り者」といった思いがあるかもしれません。でも、実はそういう背景があるが、もちろんそんな背景は知った上で怒っている。社長との話、クラブの財政状況などは当然公開されているし、その中でこういうことをやるのがジュニアユースからの生え抜きでサンフレッチェでミスターとまで呼ばれたのに筋を通さず国内他クラブに移籍する選手として正当化できるワケがない。田邊氏はフットボールをビジネスとしてしか見ていないのだろうが、我々はフットボールの大部分を感情で見ているし、そこがないとフットボールではない

(以上、なぜ****は広島に戻らなかったのか? 代理人が語る移籍市場の見方からの引用。一部勝手に名前が変わっている部分が・・・w)

Kindle Paperwhiteで作った地図で初めてのブルベ走ってみた

去年からブルベに出たいなーと思っていたのですが、BRM217埼玉200km(小田原アタック)のエントリーフィー支払い忘れなどというショックな事がありまして、BRM413東京200km(定峰)が初ブルベになりました。初めてブルベに出るにあたって、いつも幹線道路しか使わない(=地図見なくても困らない)僕が最初に心配したのが地図。指示されたとおりに走るなんて、初めてだったのですよ。

で、ランドヌール誌にいろいろな人の装備が紹介されていたわけですが、概ね

  • GPS専用機(ガーミンとか)
  • スマホGPSロガー(RunkeeperとかMyTrackとか)
  • キューシート
  • コマ図

のどれかだったわけですね。僕はGPS専用機持っていないので、キューシート+スマホ(+大量の電池)でどうにかしようと思っておりました。で、前述のランドヌール誌に掲載されていた「フロントバッグキャリアを改造してキューシートを固定」という方に触発され、モンベルフロントバッグマウントフロントバッグフレームを使って、キューシートを固定しようかなと思っていました。

が、キューシートがでかいわスマホもでかいわ重いわ電池食うわ*1で、ちょっと嫌になってしまいまして。それに、本拠地の近くならともかく、全く土地勘のない所でキューシートのみはちょっと・・・と思いまして、

キューシートをファイルか何かに入れて固定+スマホ
  |
 (場所がない)
  ↓
スマホにキューシートのpdf送って表示
  |
 (地図とキューシート両方表示できない。表示したい)
  ↓
スマホルートラボの地図キャプって画像ファイルにしてスライドショーで表示
  |
 (もはやキューシートじゃなくていいのでは。それに電池もたない)
  ↓
スマホでpdfにしたコマ図+地図+キューシートをpdfにして送って表示

という思考をたどっていたのですが、ふと

(あれ・・・これスマホいらなくね?Kindleにpdfじゃね?)

と思いつき、実際にやってみることにしました。
結果から言うと大正解。インプレッションをお送りしたいと思います。

ここで強調したいのが、あえて白黒のKindle Paperwhiteを使っていることです。

Paperwhiteの特徴として以下のものが挙げられます(ステマじゃないよ!)。
・圧倒的長寿命
・バックライトがある
・直射日光の中でも読むことができる
・大画面なのに軽い

大画面なのに軽い!

地図は大きいほうがいいよね。当たり前だけど。

GarminのEdge800
 サイズ:縦91mm×横51mm
 重さ :98g
Kindle Paperwhite
 サイズ:縦169mm×横117mm
 重さ :222g

と、約4倍の大きさですが、重さは2倍程度です。
気になりはする重さですが、114gはエネループ4本(=108g)程度で、電池を持ち運ぶよりは軽いです。

圧倒的長寿命バッテリー

私は普段からKindle Paperwhiteを日常的に使っていますが、充電するのは2週間に1回です。
今回は200km(13時間半)ですが、これが600kmでも1000kmでも、ほぼ問題ないでしょう。
そしてバッテリーが長くもつということは、電池を持っていかなくてもいいということ!

仮に充電しなければならなくなったとしても、microUSBで充電可能です。

直射日光の中でも読める

これがKindle Fireスマホではなく、Paperwhiteである最大の理由です。
スマホって直射日光の中では全く見えませんよね。でも、Paperwhiteはよりよく見えます。
直射日光下では、紙より読みやすいくらいです。

夏は12時間以上明るい中で走るわけですから、この特性は非常に重要だと思います。

バックライトがある

ブルベは夜も走ります。なので、バックライトが付いている地図というのは便利です。
しかも、バックライトつけても長寿命のバッテリーは影響ありません。
参考に、バックライトが暗い時と明るい時の写真をつけておきます。
(写真:Galaxy SIIIの標準カメラ)

バックライト4段階


バックライト最大(25段階)

つくりかた

というわけで、今後のブルベはこれで行こうと決めたのですが(次回:BRM511千葉400km嶺岡)、こんなかんじでマウントを作成しました。

モンベルフロントバッグマウントフロントバッグフレームだけをつけて、これに結束バンド(マジックテープになっているもの)を渡し、タイラップで固定したものです。

塩ビ板(200mm×300mm×1mm厚を半分に切ったもの)に、マジックテープ(幅広、10cm×10mくらい)と、ジップロックフリーザーバッグ(中サイズ、196mm×177mm)を両面テープで貼り付け、中にすべり止めを敷いたものです。
使った結果、滑り止めは多分必要ないです。

関係ないものも大量に写り込んでいますが、こんな感じでマウントされます。
走っていると、マジックテープがびよんびよんして、良いクッションになっていました。

使ったファイル

ルートラボをキャプチャして、Powerpointでコマ図的にして作りました。

大変でした。

Yahoo! Boxに使ったファイルを上げておきましたので参考にして下さい。

まとめ

これで今後もやろうと思うので、見かけたら声をかけてください!

*1:先日静岡まで行った時には10時間で12本使った。Galaxy S3は電池食い。

都内で試行された自転車ナビラインを見てきた

今日知った、都内2箇所で自転車ナビラインを試行する、というニュース。

自転車の安全に交差点改良=「ナビライン」2カ所で試行—警視庁

 車道を走る自転車が交差点を安全に通過できるよう、警視庁は12日、走行ルートを示した「自転車ナビライン」などを、東京都内の交差点2カ所に試験導入する。利用状況などを調べ、他の交差点にも広げる方針だ。

 同庁交通規制課によると、従来の交差点では、自転車は横断歩道脇の横断帯に回り込んで走るように定められていた。今回は車道寄りに青い矢印が連続するナビラインを設け、車道を走ってきた自転車が真っすぐ横断できるようにした。 

たまたま見たテレビのニュースでは「文京区ほか都内二箇所で試行」と聞いていたので、調べてみると、ちょうど通勤ルートにあたる札の辻交差点でも試行しているではないか!
ということで、実際に見てきたレポートをしようかと思います!

私のスペック

・使用機材:ロードバイク(Ridley Triton S)
・巡航速度:30〜35km/hくらい(通勤だからねw)
・通勤歴 :5年くらい?
・年齢  :35歳

こんなに怖い札の辻

普段、私はこんなルートで通勤しています。

田町駅と品川駅の間にある札の辻交差点は、その中でも最も怖い交差点の一つです。

理由①:直進のための自転車通行車線が設置されていないから怖い

ロードの人にはあまり関係ないのですが、自転車で直進しようとすると車道をぶっちぎらないといけないんですよね。
なので、ママチャリの人が通るのが怖そうです。反対側に行くのに横断歩道を3回くらい渡っているのも見ます。
今回の試行は自転車通行車線を作るのではない試みなので楽しみです。

理由②:信号が変わるパターンが怖い

ここの信号、左折信号の直後に青信号(左折・直進可)に変わっていました。
自転車からすると左折する車を待って、その後にスピードゼロの状態から直進するわけなのですが、当然これが怖い。なにせ、芝浦方面に左折する車はトラックが多いんですよね。そんな中でゼロスタートするのは、大変怖い。

理由③:自転車が待機するところがなくて怖い

左折する車をやり過ごすために停止して待機するわけですが、退避場所になる路肩*1も狭い。
札の辻交差点は第一京浜にあるので車速も速く、結果、すぐそばをトラックが走ることになり、結果として怖い。
確かに、待機場所として歩道はあるのですが、前述の信号パターンのせいで青信号の中でゼロスタートを切って出て行くのも怖いです。ロードでも怖いのに、ママチャリだと言わずもがな。

結果増えるパターン

見かけた中で一番多いのはルール通りに渡っていくことなのですが、ロードバイクは直進レーンの停止線よりかなり前で待機することも多いように思います。
ママチャリは迂回するかいかにも怖そうに渡っていく。

もちろん、左折レーンがあるなかで直進レーンで、かつ、停止線より前で待機するのは違反です。だからこそ今回の試行につながったのではないかなと思います。

どう変わったのか

実際に走って写真を撮ってみました。

レーンの開始


路肩の中にナビラインが青色で描かれており、そこへの誘導として自転車のマーク*2が白で描かれています。
交差点の外では間隔が若干広めです。
心理的に逆走しにくいよう、矢じり型になっているのはいいですね。

注意書き


警察も停止線の前で止まる自転車は気にしているようで、掲示してありました。

交差点内


交差点内に入ると青い自転車ナビラインが約1m間隔に狭まります。
また、ナビラインの内側には白色の破線が描かれ、破線に沿って車が通行します。
この青いラインは白線と同じような盛り上がったペイントではなく、透水性があるような、染み込んだ感じです。上に乗っても滑りにくいような加工になっているのではないかと推測します。

交差点を直進


左にちょっとだけ待避場所が見えます。
直進するためのラインが引かれていますし、右折方向にも同じようにラインが引かれています。

ここで気づいたのですが、信号のパターンが変わっていました!*3
今までは左折信号の直後に青信号になっていたため発進がダッシュになって超大変だったのですが、左折信号の後が直進信号になっていました。

これは嬉しい!

自転車分だけ拡幅


渡りきった後、振り返って一枚。右奥から走ってきたことになります。
自転車ナビライン分だけ、進入禁止エリアを削ったことがわかりますね。左折レーンのある交差点で直進すると、直進後に右に寄ることが多いのでこういう配慮は助かります。

ナビラインの終了


青色のナビラインが終了し、開始場所と同じように自転車を誘導するマークが描かれています。

感じた問題点

今度はわるいこと。既存のものもありますが。

やっぱり通行の邪魔になるトラック&タクシー


写真を撮って走ろうと思ったら、トラックが自転車ナビラインの真上に来たよ!
そりゃ路肩と変わらないもんね!止まるよね!
この後、タクシーもしっかり止まって頂きました。
一定程度仕方ないかなと思う一方、やっぱり同じ問題は起こるよなぁ。

左折が怖い問題は解決せず


右から来る自転車が対比する場所なのですが、退避所小さいよ!
そして、もっと問題なのは左折する車から見えにくいこと。

この写真では、陸橋の向こう側にある退避箇所がほぼ見えない状態である事がわかります。
ただ、この点についてはおそらく警察も認識しており、ナビライン内側に引かれた破線沿いに通行する、というルールを以って車を大回りさせることで、場所が足りない問題を解決しようとしているように思います。と言うことはこのルールの徹底が重要ですね。

まとめ

札の辻の通行について、少なくともロードバイクでの通行は格段に安全かつ快適になりました
ただ、ママチャリでの通行は、交差点内での通行は劇的に改善されていると感じる一方、アプローチ部分での車道通行も含めて少し怖い状況は変わっておらず、ママチャリユーザーがナビラインを使おうとする意識が上がるかどうかが心配です。

*1:路側帯?車道外側線の外?あまり区別できていないので厳密ではないのですが、ご容赦ください

*2:よくある横からのものではなく、前後方向から描かれたもの

*3:資料には書いてるんですけどねw

徐々に開幕していく戦いの難しさ:第2節 ◯2-1 新潟@東北電力ビッグスワン

正直、結果以外に得たものは少ない試合でした。
その中からどうにか拾ってみたいと思います。
あと、久しぶりに新潟に行ったのでそのレポートも兼ねて。

久しぶりの新潟

くされ縁テレビのヒロなど友人と池袋で待ち合わせ、出発。
超絶混んでいた関越を避け、東北道経由で新潟に向かいました。
寝てたのでほとんど記憶はなく、気づいたら雪深い磐越西線でしたw
越後平野に入ると、一面の田園風景。その中に屹立するビッグスワン

側にはハードオフスタジアムもでき、新潟のスポーツ文化の中心、象徴になっているんでしょう。
10km以上遠くから見えるこのスタジアム、来るときはいつでも、ワクワクしますね!

スタジアム到着

実は、到着した時にはすでに1時間前を切ってました。遅刻ごめん。
これまでの試合は夏〜初秋だったので、初めて訪れた冬の新潟。
ビッグスワンから望む、冬の新潟の空。

初めて訪れた2003年、4万人以上が熱狂する姿とは違っていましたが、ゴール裏は満員。
みんなが声を出して、周囲から声で包まれる感覚は変わっていませんでした。
代表で一緒にやっている新潟サポの友人に話を聞くと、
「タダ券だよ」「停滞している」という印象のようなのですが、
僕が感じたのは確実に定着しているサッカー文化でした。

ワールドカップ招致を諦めた広島の代わりに開催地に立候補した新潟。
その新潟がこのような文化を作ってきていることを考えると、
ワールドカップ招致を逃したことがどれほど大きかったか、
市民球場跡地にスタジアムを建設することがどれほどの影響を与えるのか、
きちんと考えて欲しいと思います。

箱モノと揶揄されるスタジアム建設が意図を持った時、
地方の文化に与える影響は大きい。

試合

新しいチャント

ゼロックスにもACLにも開幕戦にも行けなかった僕としては、新シーズンの開幕はこの試合。
航平、ミズ、千葉ちゃんの歌を聞き、
新しいチームチャントがあることを聞いた。

これよこれ。そして試合開始。

藤田の退場

試合が始まって10分、
入ったクサビを受けて反転して完全に裏に抜け出したアオを引き倒した藤田にイエローが出る。
もうちょっとフリーだったらレッドでもおかしくなかった。

もう一度同じようなプレー有りそうだなーと思っていたら、
航平が反転した時、後ろ目から倒した。
ありゃ?と思った時にはもうレッドが出てた。

この件があったからではないけど、
審判のジャッジは概ね納得できるものでした。
広島側に辛いジャッジだった、と言う人もいるけどね。

退場後〜田中達也の交代

退場後、新潟はしばらく11人の時と同じように戦っていました。
つまり、4バックから一人減った3バックで、
藤田とキム・クナンで見ていた寿人を同じようにCBで捕まえ、石原とコージをボランチが見る。
前では田中達也*1を中心にプレスを掛けてきた。

実のところ、この一瞬だけを切り取ってみると田中達也を交代させるよりも守備はできていたのではないかと思います。
広島が一番嫌がるのは前からの組織的なプレス。
CBが一人とはいえ、2−4−4−1(広島の攻撃時)と3−3−2−1(一人少ない新潟)でしっかりとシステムが噛みあった中、寿人/石原/コージには簡単にはボールは入りません。(キム・クナンボランチの体力を計算に入れなければ)このまま行ったほうが良かったのではないかな。

しかし、結果的に田中達也を下げて菊地直哉を入れ、大井を中に絞らせる。
これで前からのプレスは厳しくなくなり、落ち着いてパスを回せるようになった。
これによって、広島は落ち着いて戦えるようになった。

その後はいろいろありましたが、しっかり戦ってくれたと思います。
良かった。勝てて。

千葉のマトモさ

そんな中で1つだけ言っておきたい。
J's Goalで紹介されていたこの写真。千葉がシュートを決めて喜んでいる写真です。

言わずもがなですが、千葉の古巣は新潟。
試合後、新潟の選手とユニフォームを交換していました。
そんな千葉が決勝ゴールを決めて、喜んでいる写真です。

実は、千葉が決めたことを試合後までわかっていない人が多数でした。
それほど、控えめに喜んでいたんです。

あの千葉ちゃんが。

一方、開幕戦での一コマ。

この中で陽s(ryだけが移籍を惜しまれている理由がわかろうというものだ。

徐々に開幕する難しさ

試合後、ゼロックスから全試合行っているみんなから口々に語られていたのが

やっと(サポが)開幕っていう感じになったね

ということ。理由を考えてみました。

明確に開幕を感じづらいスケジュール

広島の開幕に向けたスケジュールはこんな感じ。

2/23 ゼロックス杯 v柏@国立
2/27 ACL vブニョドコルエディオン
3/02 J1 v浦和@エディオン
3/09 J1 v新潟@ビッグスワン

ゼロックス杯はタイトルがかかった試合ではあるのですが、
正直、勝って3000万、負けて2000万という試合(賞金が)。
開幕じゃあああああ!今年もやったるで!という試合ではありません。

ACLは世界を狙う!CWCに再び!という試合で、開幕感はありません。

そんな中J1開幕を迎えたわけですが、
「開幕じゃああ!」という感じでは迎えられなかったのではないかなと。
心のなかではすでに開幕している感があって、
その中の一試合、という感じで迎えたのではないかと・・・。

仮説ですけど、そのくらい、
シーズンの入り方が難しいという事を実感した出来事でありました。

おまけ:新潟メシうまー

そんなこんなあって、おなか空いたのでビッグスワン近くにあるバターフィールドへ。
渡りがにのトマトクリームスパゲティを食す。

うめえええええええええ!

他にガーリックブレッドや米粉タリアッテーレなど頂きましたが、
大変美味しくいただきました・・・!

試合直後でも10分程度で入れましたし、オススメです!!
(店員さんによると、どれだけ待っても20分くらいだとのこと)
ちなみに、試合がある日は予約を受け付けてくれませんので注意してください。

*1:なんでこの人はフルネームで呼びたくなるんだろうw田中、とか言う感じじゃないよね

2点目は正しいアドバンテージからのFKやり直せ:第1節 ●1-2 浦和@エディオンスタジアム

結果は月曜日になった今でも吐き気がするほど受け入れがたいものだが、だからといって主審の判断まで間違っていたという歪んだ精神状態にだけはなるまいと必死に精神状態を保つため(だけ)のエントリーです。

時間がない人のためのまとめ

直前のカズへのファウルは流されているが、その後ボールを奪われたから吉田主審はそこで笛を吹くべきだという主張は間違っている。

根拠1:流されたプレーは広島のプレーの後、切れている
根拠2:その後の広島に夜ファウルは切れた後のプレーである

まずは動画見てみよう

3分10秒くらいから(再生できない人はリンク先から)。

http://www.youtube.com/embed/1iH7hHBizD0

これでも怒り狂う人もいると思うので、個別に見て行きましょう。

シーン別解説

カズがファウルを食らってアドバンテージ

まず、カズがファウルを喰らいます。
しかし、これはミズがボールを拾います。

で、主審は手を広げてアドバンテージを宣言します。

ここまではいいですね。

ミズへのファウル・・・?

流されたボールを拾ったミズは、そのままドリブルで持ち上がります。
そこで、陽s(ryが後ろからアタック。

この時点で、吉田主審は前のアドバンテージのジェスチャーを続けています。
ミズは結構バランスを崩していますし、吉田主審も一瞬笛を口に持って行こうとしていますので、もしかしたら足を止めていたら笛を吹いてもらえたかもしれませんが、その直後ボールを奪われた時に吹かれていないところを見ると、ちょっと迷ったけどノーファウルという判定でしょう。

サッカーの競技規則にはアドバンテージについて1箇所だけ定められています。

⿟反則をされたチームがアドバンテージによって利益を受けそうなときは、プレーを続けさせる。しかし、予期したアドバンテージがそのときに実現しなかった場合は、そのもととなった反則を罰する。

カズのファウルによって得られるアドバンテージはミズのドリブルによる持ち上がりの時点で確定しており、したがってミズが倒れなかった(ノーファウルで)ことで、このアドバンテージは終了して次のプレーに移ったと見た、という判定ですね。いやー厳しい。厳しいがありうる判定。
失点につながったのでぐぬぬ、となりますが、これ自体はどちらになってもいいんじゃないですかね。

というわけで、ミズがボールを奪われても笛は吹かれず。
で、ボールを奪われ、失点につながるファウルになってしまいます。

(´・ω・`)

それよりもこっち!

というわけで失点には不満がないかというとそうではないんだこれが。
3分25秒辺りから見てくれ。

ボール転がってるから!!!

やり直せやあああああああああ

ということで負けてしまいました。残念です。
その場でアドバンテージにこだわった私が悪いんです。

雑感

アドバンテージの是非

ラグビーの主審が方向で指し示すアドバンテージはわかりやすくていいですね。
笛が吹かれるまでずっと手が上がってるし。
けど、サッカーのアドバンテージの曖昧さも好き。

諸連絡

新潟行きます。車(人力じゃない方)で。