サッカー蟻地獄

ガチだったこともあるサンフレッチェ広島サポーター&割とガチな飯田里穂さんファン&割と長い距離を走る自転車の話、などをしています

浦安から仙台までJヴィレッジ経由で行ってみた。自転車で。(4日目)〜福島→仙台(完結編)〜

ついにゴール!の4日目です!

ルート


ついに最終日

摺上川の川の音で起床!

うーん、と伸びをする。

びちゃ

!?

テントの内側が濡れている・・・
タープを張ったのですが、ペグも打たずに張ってしまったので
何の意味もなかった的な。

教訓:テントはきちんと張りましょう

朝ごはん

気を取り直してごはんごはん。

思い返すと1日目はこの量。

2日目はちょっと増えた。

そして3日目。朝ごはんは最終的にここまで増えました。

やっぱりね、朝ごはんはたくさん食べないと無理。
食べないとすき家に捕まってしまう。
まあ、しっかり食べても捕まるんだけどね。

教訓:朝食はたくさん食べないと走れない

謎の物体

しこたま食べて出発。
しばらく走っていると、謎の物体を発見。

なんだこれ?
風よけならずっと上がっているはずだし、
日よけなら田畑の東側にあるわけないし・・・。

またしばらく走っていると、開いたものが現れました。
え、同じ時期なのに閉じているものと開いているものがあるの?

Facebookで聞いてみると、これは防雪柵だそうです。
吹雪で道が覆われたり、路側が使えなくなるのを防ぐために設置されるようです。
今は夏だからどちらでもいいということで開閉両方あるんでしょうかw

雪が深い地区には知らない設備があるもんですねぇ。

ついに宮城県

苦節500km、宮城県に、きたああああああああ!

まだ50km以上あるけど、こういうマイルストーンがあるとやっぱり楽しいね。

奥羽山脈から下りてくる川

そのまま4号線を北上していると現れた白石川。
奥羽山脈であることは確かだと思うけど、蔵王連峰から流れてくるのかなぁ。

「人工物は邪魔」という光景でもあるかもしれないけど、
やっぱり人工物+自然はいいな。

すき家理論ふたたび

2日目に仮説を立てたおなかがすくとすき家が現れる理論
また証明してしまいました。すき家 岩沼中央店に突入。
いやね、これね、コレでも3回くらい我慢してるんですよ。
伊達、白石のマクド、船岡と。

教訓:最後に頼れるのはすき家

地震の爪痕

名取市に入って、そういえば津波に飲まれた仙台空港が近くだと思って、
飛んでる飛行機見に行って復興を実感しようと思って行ってみました。

津波レベルの標識

仙台空港の滑走路の下に道路が通っているのですが、その入口にあった標識。

正直、走っていると津波の痕跡なんてなかったんです。ホントに。
この標識ではじめて、「ここは津波に飲まれた場所なんだ」と認識しました。

まあ、この後すぐに実感するのですが。

実感した

なんで実感したかというと、その「仙台空港の滑走路の下の道路」を通ったら、
道路がひどいことひどいこと。
小石や金属片や泥や砂やガラスが大量に。

そこで感じる変な挙動。
妙に後輪が滑る。
後輪から感じる定期的なゴツゴツ感。

残り15kmでパンク。

500km以上走ってパンク。

で、後輪外して修理します。

僕にとって初めてのPanaracer Race Type A
まあ、このアンダーパスはType Dでも無理だったと思う。そのくらいすごかった。

タイヤの中も素手で触って、パンクの原因になったであろう異物も取り除いて、
チューブを戻し、軽く空気を入れる。大丈夫っぽい。
ビードがチューブを噛んでもいない。

よし、大丈夫、修理完了。あとは空気を入れるだけだ。

異変は空気を十分入れ、フレームに装着し、いざ走ろうかという時。

バシューーーーーーーーーーー



再度ホイールを外し、タイヤを外し、チューブを外し、確認すると・・・
バルブの根本のゴムが割れていた。
うおー、こんな事あるんだ。

で、また修理。

これが暑いんだわ・・・。
日差しもそうなんだけど、空気を入れるのが。
自動車の5倍もの圧力が必要なのですよ。
それを手押しポンプで入れていくわけで。

無事に修理終了。
まさかこんなことで津波の被害をこの身で感じるとは。
気を取り直して再出発。

震災前に思いを馳せる

再出発して名取市を走る。
田園地帯に入った・・・と思ったら、作物がない。
あれー?って思っていたら、一つの理由に思い至った。

津波だ。

津波のことに気が付かなければ、何のこともないただの野原だろうが、
ここはきっと、この時期は一面緑の田んぼだったのだろう・・・

Googleが震災前のGoogle streetviewを公開している「未来のキオク」というプロジェクトがある。
そこで見つけた、ほぼ同じ場所でのStreeetviewがこれだ

やはり。

また心に留めるべき景色が増えた。

仙台着!

しばらく奥州街道を進むと、仙台市に入った標識が。
ついに来たで仙台!

一度行きたかった場所へ

実は仙台には勤務先のセンターがあるので、何度か来ている。
とはいえ、道などほぼ知らないので「どこかで見たな」くらいしかわからない。
あおば通を通ると、「杜の都」っていう感じがするね。

そんな中で向かうのは青葉城址。

地震で石垣が崩れたらしく、自転車では上がれないようになっていた*1

青葉城址ついた!
青葉城址といえばこれでしょこれ。

小学校の時に大河ドラマ「独眼竜正宗」を見てからずっと、一度見たかった独眼竜。
意外とでかいんですね・・・!

その独眼竜が建設した仙臺を望む。
パノラマだから小さくてわからないかもしれないけどw

今日は独眼竜vs戦国一の知将である。
知将である森保監督が生きている分だけ有利ッ・・・!
と思いつつユアテックスタジアムへ。

ユアテックスタジアムついたあああ

思わず絶叫。

が、素通り。風呂屋へ。なにせ、3日入ってない。

風呂

「パワー温泉 リフレ泉パーク店」というところに行ったのだが、
どうも2013年2月25日に閉店らしい。うーむ。
ともかく、風呂に入って髪を洗った。

泡が立たないw
泡が黒いw
日焼けが痛いw
日焼けのせいで客の視線も痛いw

しかし気持ちよかった。
ユニフォームに着替え、改めてユアテックスタジアムへ。

暖かくない出迎え

ユアテックスタジアムにとうちゃこ

3日前に見た顔いっぱい。
結構な人数の人が、僕が来ると
「自転車で来たの?」
って聞いてくれるほど僕が自転車で行くというのは定着しているようなのですが、
遠い場所、例えばホームの広島や遠方の大阪や神戸で見かけると冗談っぽく「自転車で来たの?」と聞いてくれます。
当然、そういう時は「おう!」って言って、「またまたー」みたいなやり取りです。

しかし今日は違う。

某「自転車で来たの?(・∀・)ニヤニヤ」
僕「おう!」
某「またまたー!」
僕「(^o^)」
某「マジで?(・∀・;)」
僕「(^o^)」
某「アホだ m9っ`Д´) 」

これよこれ。誰かの想像を超えた時の反応。
一人が反応すると冷たい反応が日に焼けた肌に心地よい。

「は?バカじゃないの?」
「頭おかしいw」
「よう、自転車なんじゃろ?(冗談だとまだ思っている)」
「日焼け大丈夫?(どうやって来たかとか聞かない)」

うえーん。(嬉

試合

入場!

満員です!

試合は手短に行きます!(ぉぃ

乃木坂46

例のさいたまダービーでブーイング食らった一件があって初めてJリーグの試合に出てきた乃木坂46
いや、マジでさいたまダービーで出したのは大ポカだと思うし、
この試合に連れてきたのは大正解だと思うよw

って思いながら見ていたら、きた。

挨拶らしい。

お辞儀長っ!!!!!!!!!!!!!!

どんだけ気を使ってるんだw

試合

いや、ホント、いい試合だったと思います。
僕が見た試合の中で三指に入ると思う。
見た人の心のなかにしまっておきましょう。*2

帰ってきた

帰りは高速バスに乗って帰りました。
あんなに天気に恵まれたのに、ディズニーランド*3に着いたら雨だよオイ。

家に着いて着替えてみる。肌が痛い。日焼けがああああ

教訓:日焼け止めは必須

振り返ってみると

勢いで行けるとは思っていたけどほんとにいけちゃった、と言う感じでした。
それまでに一日で最長だったのは190kmだったので、
連続で200kmを何度も走るという事が不安でしたが、
その頃の僕に比べて成長しているようです。

とはいえ、幸運に恵まれました。何より、天気に。
ちょっと雨に降られましたが、1時間程度。
テント張る時に雨だったり、一日ずっと雨、ということもなかったので
気候的には楽でした。

教訓

・テントはちゃんとペグまで打って張りましょう
・日焼け止めは必須
・朝ごはんはたっぷり食べること
すき家はある

副作用

非常に楽しかったのですが、副作用が出ています。

この経験で、本格的に「100km未満は短距離」って思うようになってしまいました。
おかげで、本格的にブルベへの挑戦を考えるようになりましたw
考えるようになってから年末までは出場出来ませんでしたが、
2013年の目標はSR(同一年度に200km、300km、400km、600kmの完走認定を受けた人)です。
2/17に初ブルベのBRM217 埼玉200kmに出場します。

こんなコース。

今後の予定

Jリーグの試合は年に1回しか無いので、2013年の新潟(3月9日^^;)のように、
行きたくても雪で無理、というケースは多くあります。
半径600kmくらいの場所には、今後10年くらいかけて行きたいなと思っています。
このくらいの範囲?


最後に

毎回、前の試合で「じゃ、現地で!」と仲間と別れ、次の試合に向かうわけですが、
今回はいつもとは違う方法で試合に向かいました。その結果、
この旅では人の力を強く感じました。

制御できると思って出来なかった原子力

制御出来ない自然の圧倒的な力

自分が諦めない限り、自分の力で前に進んでいける自転車

自分の力では勝てないと思うか、勝たせるための応援はありうるのか

モーターやエンジンで行くのでは感じられなかった旅ができたのではないかと思います。
本当に楽しかった。またやりたいですね。

じゃ、現地で!

*1:反対側からは上がれたらしい

*2:面倒なわけではない

*3:家の近くなんですってば

浦安から仙台までJヴィレッジ経由で行ってみた。自転車で。(3日目②)〜広野・Jヴィレッジ→郡山→福島〜

ルート


ついに来たJヴィレッジ

ついにやって来ました広野町。震災以前なら
「未来のサッカー日本代表を育てる施設、Jヴィレッジがあるところです」
と紹介していたのですが、今は
福島原発対策の前線基地が設置されているJヴィレッジ
といった方が通りが良いでしょう。

僕は、2009年以来のJヴィレッジです。

警戒区域の境目へ

6号線を進んでいくと、「東芝本部」なるものが右手に見えてきた。
東芝は原子力事業をやっているので、対策本部を置いているようだ。
やはり、ここは原発対応の最前線なのだ、という事実を突きつけられた気がする。

更に進んでいくと、ついに警戒区域との境界に。

この写真に写っていないところにも多くの警察官が。
交差点のそばにいらっしゃった警察官としばし会話。

私  「ここが境界線なんですか?」
警察官「そうですね」
私  「はー・・・。お疲れ様です。」
警察官「自転車っていうことは遠くから来られたんですか?」
私  「あ、はい。サッカーが好きでして、仙台の試合を見に、千葉から来ました」
警察官「そりゃすごいですね。私も愛知県警から来てまして」
私  「え!じゃあ長いんですか?」
警察官「もう何回か来ているんですけどね」
私  「そうですか。ありがとうございます。こういうことしか言えませんが、頑張ってください」
警察官「(`・ω・´)ゞ」

この交差点を右折すると、Jヴィレッジの受付やホテル、レストランが入っている建物が、
手前には屋根付きの人工芝グラウンドがある。
その屋根付き練習場は下からも見えるのであるが、当然練習などしていないだろう。

白い防護服を着込んだ作業員らしき方々を満載したマイクロバスが、
屋根付き練習場の方面から続々と下りてくる。
別の警察官に「あっち行っても大丈夫ですかね?」と聞くと、2秒で「ダメです!」って返ってきた。

ですよねー。

「スタジアムの方ならちょっとだけ入れますよ」

!?

会釈して、反対側に回ってスタジアム方面へ向かいます。

Jヴィレッジスタジアム

さて、やって来ましたJヴィレッジスタジアム。

僕が最後にここを訪れたのは2009年、高円宮杯U-18の準々決勝、
藤枝明誠と広島ユースの試合でした。
一点目が砂川のPK、二点目が砂川から靖奈へ渡ったパスを右足で決めた試合。
いつものことですが、靖奈の(かっこいい)お父様と(きれいな)お母様が見にいらしていました。
高校生がたくさんいて、ここが未来だ、と思ったものでした。
そんなJヴィレッジはどうなっているのか。

Jヴィレッジスタジアムこそが、今回の旅の目的地だったのです。

前線基地になったスタジアム

駐車場に自転車を駐め、スタジアムに向かうと、予想に反して多くの車が。
どうも、周囲には宿舎があるようでした。が・・・

周りのコンコース(?)のメンテナンスはされていないのでしょう。
草ぼうぼうで、ここに誰かいるなど考えられませんでした。

この分だとスタジアムも放置されているのだろうな、
芝生は伸びるに任せられ、カットもされず、雑草も混ざっているのだろうな、
一度全部剥がして、土も入れ替えて除染して、ってやると5億くらい掛かりそうだな、

と思っていたのですが・・・
放置などされていませんでした。

ピッチには多くのプレハブが建てられていました。
プレハブはどうも作業員宿舎のようで、300部屋ほどあるようです。
左側にはメインスタンドの屋根、プレハブの向こう側には得点表示板が見え、
ここがかろうじてスタジアムであったことを物語っています・・・。

これが、Jヴィレッジスタジアムか。
これが、若いサッカー選手が汗を流して未来に向かっていたスタジアムか。

暫しその場に立ち尽くし、そんなことを考えていました。
我に返り、写真を撮ることが出来たのはその後。
写真にも写っていますが、Tシャツ姿の作業員の方が私のことをチラッと見た時でした。
傍目にも疲れきっており、大変な毎日を送られていることは容易に想像出来ました。

私はサッカーファンとしてスタジアムを見ていましたが、
彼らにとってはこれが日常。
これほど多くの人が復旧、対応に関わっているのかと改めて驚き、
東電も東芝も(各建設会社も)必死なのだということがよーーーーーーーくわかった。。。

意味の分からない涙が止まらんかった。

そういう姿をずっと心に留めておこうと思いつつ、Jヴィレッジを後にしたのだが、
最寄りの交差点に「国民vs原発推進派」という日の丸背景のステッカーが貼ってあった。
こんなステッカー、彼らを見た後では表面的にすぎる。

いつか、ここでまた若者たちの声でいっぱいになった時、
彼らのことを忘れないでおこうと思いながら、
事故がなかったら北上したはずの道とは逆方向に向けて出発したのでした。

郡山へ

この旅の目的を果たし、移動手段としての目的である仙台に向かいます。

山へ!

6号線を南下し、国道49号線に向かいます。

また自転車通行禁止><
負けずに49号線方面に向かい、49号線に入ったところで一枚。

へー、この山登るの?w
この旅で初めてのヒルクライムです。今までずっと平地だったからね。
ヒルクライムはあまり好きな方ではないのですが、楽しみ。

人工物と自然の組み合わせが大好き

今まで色々写真を撮ってきたのですが、好きな風景がどんなものかを自覚した一枚。

自然と闘いながら、人が切り開いた感じがある風景が好きなんだ。
こんな山奥で、トラス構造の巨大な橋。
どんな目的だったんだろう、って想像したり、この橋を作った人はどんな気持ちで作ったんだろう、
って想像するのが好きなんです。

こんなのもいい。おばあちゃんちの近く、と言う感じw

でも、こんな感じの人工物はちょっとw
49号線のトンネルは広い歩道がついていてありがたい。
危険を感じたので歩道を行く。

昼ごはん

さーてメシだ。
さっきのおばあちゃんちの近く(的な雰囲気のの場所)でいただく。

看板邪魔だが、いいところ。
お湯を沸かす。
水を飲んでいると、アリがその水に溺れてた・・・。
掬い取って逃がす。

ゆで・・・ているのか、これは?

しかし茹で上げる。水の量より麺の量が多いが気にしない。
パスタは明太子パスタなので海苔があるのですが、
前述のアリが恩知らずにも海苔を持って帰ろうとしている。
クローバーに引っかかって持って帰れない様子。
自業自得だ。

6%の山

山きたあああ!

「1.5km、6%」って4級山岳くらい?
選手は僕だけなので、1ポイントげっとおおおおおおおお。

謎のポール

路肩によくポールが立ってるじゃないですか。
もちろん国土交通省の管轄なのですが、田舎に行くと前身の建設省が作ったものが
そのまま残っていたりします。
そこで見つけたのがこれ。

福島県は独立でもするのかと0.1秒思いましたが、
当然剥がれただけ。

長沢峠

4級山岳の頂上にはちゃんと掲示板がありました。

登り切ると気持ちいいね〜!!!

蓬田岳

福島県に入った所で(気づかなかったのですが・・・)、広い盆地に出ました。
そこから見える雄大な山。

蓬田岳というそうです。東北百名山のひとつだそうですよ。
こういうのを見ると、自然のままというのもいいですね。

蓬田岳がある平田村からは郡山までダウンヒル
やっぱり好きですダウンヒル

下りきると郡山市街。
そして、小山で分かれた国道4号線と再会です。

福島市

郡山から福島市にかけては淡々と走っておりましたw

所々に「○○町 避難地区」みたいな標識が立っていて、
警戒区域の住民がみんな避難していることが伺えます。
Jヴィレッジで生活の場に(意識せずではあるものの)踏み込んでしまったので、
避難区域を訪れるのはやめました。

と言うことで淡々と福島市へ向かいます。

福島市だああああ!
福島市内までは盛大な下り坂でして、超絶ダウンヒル(本日2回目)。
あっという間に市街地。

福島市とうちゃこ

寝床探し&メシ

さて、寝床探しである!

海岸線がないので、上りも件も車も飛び出してこないしライトも当たらない、
カーブの内側の空き地を探そうかなと思っていたのですが、
市街地なのでそんなものもない。
バス停のウラとかも考えましたが都市部では無理。
公園も平日の夕方にテント張ってたら確実に通報されます。

結構困りました。

結果、

摺上川の河畔になりました。奥に見えるのは4号線。
一応周囲の天気(山のほうが雨じゃないかとか)を確認し、増水は無いだろうと判断しました。
都市部で、幹線道路の近くで、地面は硬くない。
人通りは少なく、周囲からは高い草で目立たない。

いやぁ、こんなに条件が良い場所はそうはないですよコレ。

急激に暗くなる

この旅では、基本的に日の出に起きて出発し、日の入りでテントを張る、という生活でしたので、
食事時は自然と夕暮れになります。

なので、ご飯を作っているうちに

急激に暗くなります。

とっぷり。

お腹がいっぱいになって、
摺上川の流れる、さらさらという音をBGMに眠りにつきます。

ついに仙台!!!の次回に続く!

浦安から仙台までJヴィレッジ経由で行ってみた。自転車で。(3日目①)〜いわき→広野〜

いわき市内で100km以上走る、3日目!

ルート


この旅の間、夜明けが近づくと目を覚まし、食事をとって走り、日が沈む前にテントを張り、
日が沈んだら火をおこして食事して寝る、というサイクルの生活をしていました。
これね、いいんですよ。体の本来のサイクルで生活している感じ。
今でも「またやろう」と思うのは、この旅の間の体の状態が極めて自然だったから。

太平洋に昇る朝日

というわけで、日の出とともに起床・・・と思ったら、雲に隠れてた。
ちょっと待つ。

ぺかーん!

おおおおお、美しい。

実は私、実家も広島ですし、山の西側ですし、今の家も日の出が見えないので、
ホントに水平線から昇る日の出を見る機会、無いんですね。
日の出を見ると元気になりますね!

朝ごはん

本日の朝食。昨日より豪華なのは、趣味ではない!
朝食でカロリーと塩分たくさん取らないと、
午前中に熱中症気味になってフラフラになるからなんだぜ!!!(経験談
明るくなっていく海を眺めながら朝食をとり、テントをたたんで出発!

海風は暖かかったです。

6号線をひたすら北上

ここからはひたすらいわき市内をさまよいます。

勿来火力

常磐共同勿来火力発電所
震災当時、この火力発電所にも津波が来て停止したそうで、
この火力発電所は近隣でも復活が待ち望まれるほど親しまれていたようです。
前日にテントを張ったところからも見えました。

小名浜石油備蓄基地

6号線沿いに走っていると、巨大な石油タンクを発見。
小名浜石油によると、左側のタンクは1つで6万キロリットル。ピンと来ないので25mプール換算してみると、

プール150杯分!

ピンと来ない・・・w
国家備蓄もあるんだろうなぁ、と思いながら通りすぎるのでした。

自転車通行禁止

このへんで初めて雨が降り始めました。
雨が降ると食料が濡れてしまったり、体が冷えてしまったりで大変なのですが、幸いざっと降っただけでした。
そんな時に出てきたこれ。

おい、通れるだろ!
と悪態をつきながら仕方なく国道49号線方面に迂回。3kmほど遠回りしました。

ついにすき家の誘惑に負ける

前日に見たすき家とマクドナルドの競り合い、このへんになるとほとんどすき家になっていました。
マクドナルドは殆ど見なかったなぁ。
そして腹がへるとすき家が現れるという仮説の通りお腹がすいた時に現れたすき家6号いわき四倉店!!!!

貴様の勝ちだ!

ついに負けてしまった・・・。

震災の爪痕、変わり果てたJヴィレッジ

このへんから、震災の爪痕が色濃く感じられるようになって来ました。
道路も、浦安ほどではないですが*1時折段差を感じさせます。
若干時間が前後しますが、紹介したいと思います。

四倉漁港

6号線が海に出た頃に現れた、四倉漁港。
ここは道の駅にもなっていて、休憩するならすき家じゃなくてここだろ!という心の声をかき消しながら通過しようとして、目の端に映った驚愕の景色。

なにこれ

津波知っていましたし、映像を見ていましたが、
口をついて、言葉になったのはそういう4文字でした。

知るというのはこういうこと。
見るというのはこういうこと。

護岸工事

四倉漁港で津波の力を実感したあと、しばらく行くと、護岸工事をやっていました。
浦安では地盤沈下による修復工事の色合いが強いのですが、これはなんというか、護岸自体が全部持っていかれたというか。
でも、この時点ではまだ、「津波って怖いな・・・」と想像がつくレベルの状態でした。
想像がつく恐怖とつかない恐怖、想像を超えるということをまだ理解していませんでした。

すれ違う作業員バス

四倉を通過したのが8時半頃だったのですが、ふと気づく違和感。

妙にバスが多いな・・・

対向車線も、並走も多い。
平日の、この先にはJヴィレッジしかない道で。



この先にはJヴィレッジしかない。

あっ・・・原発の作業員だ・・・

と気づく。

よく見ると、作業員だけではなくJヴィレッジ周辺での制服組(?)っぽい人たちもたくさん乗っていました。
いわき市内に寮があって、そこからJヴィレッジ経由で福島原発に行くのでしょうが、
何時まで経ってもバスとすれ違う。

いったい何人が働いているんだ・・・

という疑問がこのあたりから嫌な感じで背中を登ってくる。
実のところ、原発の事故について、何一つ実感していなかったことに気づいたのです。

常磐線

そんな時に出会った、何の変哲もない常磐線の車両。
きっと、なにもないときなら撮っていないと思います。
ガラガラの車両ですが、ここにも人の営みがあることを感じたくて、
つい、撮ってしまいました。

末続駅付近

この景色、僕の好きな「人工物+自然」という組み合わせだなーと思って撮ったのですが、
撮ったあとに気づいた異変。

6月末なのに、田畑が荒れている。

景色としては美しいのに、ここでは作物を作らない。
また苦しくなって走り始めると、ついに「広野町」の文字が。

次回、ついにJヴィレッジ

*1:いや、浦安ホントに酷いから!2013年1月現在も、10cmくらいの段差はザラですよ!

浦安から仙台までJヴィレッジ経由で行ってみた。自転車で。(2日目②)〜小山→水戸→いわき〜

というわけで2日目の続きです。

ルート


Galaxy SIII入荷

走っていたら、ドコモショップイクスピアリ店から連絡。

「ご予約いただいていました、Galaxy S IIIが入荷しました!
 今日か明日中に取りに来られますか?

いや、受け取りたいけど無理だからw
週末に行きますと電話を切りました。

すき家vsマクドナルド

走っていると大変お腹が空きます。
桜川市に入ったあたりで、昼食を摂ろうと思ってマクドナルドに入りました。

すき家マクドナルドの出現仮説

このあたりでふと気づいたことがありました。
お腹がすいた頃にふと顔を上げると

すき家○○店 この先1km」
マクドナルド ↑1km」

ってよく書いてあるんですよ。
でも、お腹がすいた時に必ず現れるっておかしくねぇ!?
とはいえ、仮説として

「幹線道路沿いでは、すき家マクドナルドが定期的にセットで現れる」

を立ててみます。

仮説検証

2日目のルート、4号線〜50号線〜6号線を検証します。

すき家マクドナルドがセット:7回
マクドナルドのみ:6回
すき家のみ:5回

仮説は正しかった!!!

ただ、仙台に着くまでにマクドナルドに行きたい、と思ったのはこの1回で、
あとはことごとくすき家の誘惑に耐え、結局3日目、4日目で1回ずつ行ってしまいました。
これは何でかなーと思ったのですが、確実に言えるのは

お腹がすいた時の出現比率はすき家が多い

ってことです。
地図を見てもわかると思いますが、すき家はかなり等間隔に展開しているようです。
10km間隔、20km間隔、30km間隔、がそれぞれある感じ。
そして自転車で走ると30kmに1回くらいは休憩を入れたくなるもの。
60kmに1回はおなかがすくもの。
そう言う時に必ずすき家が現れるのです・・・。

いや、ステマじゃないですw

水戸市笠原町」

50号線は小山、筑西、桜川、笠間、とぶっちゃけ知らない地名ばかりできつかった。
水戸市に入るとやっぱりホッとします。ホーリーホクッな意味で。

それはさておき、水戸市に入って気づいた「水戸市笠原町」の標識。
水戸、笠原・・・?

図書館戦争じゃねえか!

分かる人にしかわからないですよね。すみません。
アニメにもなった有川浩の「図書館戦争」っていう作品がありまして、
そのヒロインが水戸市出身の笠原郁という子なんですよ。
これが名前の由来だったんですね。

久しぶりの笠松競技場

一人で図書館戦争ネタで盛り上がりながら走ってると、茨城県庁が。
水戸って県庁所在地だったんだ・・・。
そらそうか。鹿嶋は鹿島国の首都だから違うし。

ついに50号線とおさらばして、一桁国道、つまりぶっとい国道の6号線に入ります。
50号線の半分を走ったことになるわけですが、さようなら50号線。
トラック多いなぁと思いつつ左折して6号線へ。

ひたちなか市に入ってしばらく走っていると、どこかで見たことがあるスタジアムが右手に。
これは・・・笠松じゃないか!!!


笠松の思ひ出①:2008年 J2第33節 ○4-1 水戸

(C)中国新聞

僕が最後に笠松に行った試合、2008年8月30日のJ2第33節、4-1で勝った水戸戦ですね。
試合開始直後に先制されて、コージのミドル、公太のクロスに寿人がドンピシャのヘッド、
寿人のスルーパスから陽介(当時*1)、コージのシュートのこぼれを寿人が詰めた試合。

笠松の思ひ出②:2003年 J2第40節 △0-0 水戸

(C)中国新聞

でもまあ、やっぱり一番印象的だったのは、2003年10月25日の水戸戦です。
試合はまあ、最低でしたw
3試合連続で点が取れず(今考えたらそんな時期あったな・・・と)、J1復帰に暗雲がかかっていた時期。
闘莉王(当時*2)が広島から移籍し、頑張ってるなーと上から目線で見ていた時期ですw

印象的だったのは試合前ですよ試合前。
JA水戸がなんと「野菜プレゼント」というブースを出してたんです。
へー、なんかくれるのかなと思ったら、袋に入った野菜を「はい、来てくれてありがとうね!」と渡された。

ズシッ

!?

キャベツ、じゃがいも、人参、玉ねぎが山ほど。
いやいやいやいや。

こんな野菜で買収されないよ?(ニヤニヤ

JA水戸さん、その節はありがとうございました。
しっかりカレーに化けて血肉となり、今年のJ1優勝に役立てさせていt(ry

突然の地震

大休憩ということで昼寝をしていると、土の中から

どどどどどどどど

ごんごんごんごんごんごんごんごんごん

何!?この音と思ったら、

ぐらぐらぐらぐらぐらぐらぐらぐらぐらぐらぐらぐらぐら

と、地震が。

この地震です。
地面に耳をつけた状態で地震にあう、ってなかなかないと思うので非常に貴重な体験だったのですが、
地鳴り(どどど)から、岩をたくさんぶつけたような軽い音に変化していったのは怖かった。
地震って、こんな音がするんですね・・・。

東海村

今から向かうのは大地震があったところだった、と思い出しつつ出発。
笠松から200mほど北上すると「東海村」の文字が。
やはり、少しドキドキします。

関連施設を見に行くということはせず、通過だけにとどめました。
東海村を走っていると、
「→原子力○○」とか「←JAEA」など、原子力関連施設への案内標識が見えましたが、
それ以外はただの田舎村でした。当たり前か・・・。

致命的な忘れ物

このあたりで気づいた致命的な忘れ物。それは

日焼け止め

買っても良かったのですが、なんとなく後でいいか、と思っていました。
しかし、それが後々悲劇をもたらすとは・・・!

日立市高萩市の謎アンテナ

日立市ではHITACHIが「日製」と呼ばれているんだ・・・
日本生命とどうやって呼び分けているんだろう・・・と余計な心配をしつつ6号線をひたすら北上。

謎アンテナ

走りながら洋次郎のチャントを歌っていると、左手に謎のパラボラアンテナが。

秘密施設(なわけない)と思って調べてみると、どうもこれみたい。
KDDI茨城衛星通信センター
山口にもKDDIの衛星通信センターがあって、そこは小学生の時に見たことがあったんだけど、
まさか25年後に茨城の衛星通信センター*3を訪れることになろうとは。

洋次郎!?

その内、高萩市に入ります。

よーじろー、よーじろーーーーーーー
※洋次郎はいわき市出身
※言いたかっただけ

太平洋!

北茨城市に入り、6号線沿いについに太平洋を拝むことになりました!!!


福島県!!!

ついに福島県に入りました!

まあ、ここから一日、福島から出ないんですけどね。
広いよ福島県。というか、いわき市広い。

寝床探し

小名浜港で海の幸でも食べようと思ったのですが、
それよりも早く日没が訪れてしまったので寝床探しを急ぎます。
食料を仕入れ、勿来(なこそ)の関田あたりの海岸にテントを張りました。

このあたりは津波で床下・床上浸水の被害に遭ったと後で知りましたが、
テントを張った日には全くそんな感じはありませんでした(と、思っていました)。
しかし、よく見たら細かいいろいろなものの破片が落ちていたことを思い出します。
遠くに見える勿来火力発電所津波の被害に遭い、機能停止していたようです*4

じいちゃんとの会話

テントを張って暗くなっていく海を眺めていると、地元のじいちゃんが話しかけてきた。

東京でしばらく暮らしたことがあるらしく、浦安の話でひとしきり盛り上がり、
先ほどの地震にも触れ、まだ揺れるから気をつけなよー、と忠告されつつ別れました。
方言が違うことで遠くまで来たんだなと感じましたね。

メシ

さて!一日の終りにごはんごはん。


献立

このあとにスミノフアイスも飲みましたが、
これも今見ると、どう考えてもカロリー不足ですね。。。
11時間ほど走った今日もおしまい。

二日目終了!

3日目に続く。

*1:今は陽s(ryです

*2:今は闘莉(ryです

*3:2007年3月16日に閉所したので、この時はもう衛星通信センターではなかったけれど

*4:http://www.nicovideo.jp/watch/sm19678617

浦安から仙台までJヴィレッジ経由で行ってみた。自転車で。(2日目①)〜越谷―(4号線)→小山〜

2日目!です!

長くなったので2つに分けます。

起床

起床!

意外と寒くない・・・と思って外に出ようとテントに触ると

ビチョ

!?

夜露でした。ちゃんとタープ張れってことですね・・・。
外に出ると真っ白。霧が出ていました。
前日に酷使した喉に優しい感じです。

朝ごはん

大きく深呼吸して、河畔の空気を霧ごと吸い込んだところで、朝ごはん。
サタケのマジックライスを作っている間にコーヒーを淹れて飲む。

これですこれ。

朝のコーヒーがやりたくて、この旅をしていると言っても過言では・・・過言ですが、美味い。

献立

お茶漬け(380kcal)

以上!
まあ・・・自転車乗る人からすると「え?1000kcal以上摂らなきゃ!」っていう感じですよね。
僕もそう思います。出し惜しみしてる場合じゃなかった。

サタケのマジックライス

お湯で戻して炊きたての御飯ができてしまうというマジックライス。

実は、これを作っているサタケは私の実家の近くにありまして。
実家の電話番号が事務所の電話番号と1番違いで、よく間違い電話がかかってきていましたw

それはさておき、マジックライスすごいよ!!!

お湯入れて15分待っていると炊きたてのごはんができてるんですよ!
香りも立ってて、非常食的な感じはホントにありません。
感動しながらばくばく食べておりました。

ビバ!マジックライス!ビバ!サタケ!

ステマじゃないよ。地元の企業PRだよ!)

利根川

食べたところで、牛乳を流したような濃霧のなか出発。

今日のルートはこんな感じ。

4号線バイパスをひたすら北上。トラックは多いが、非常に走りやすい。
起伏もなくて、THE☆関東平野っていう感じ。
しばらく走っていると霧も晴れ、初めて「福島」の文字が案内標識に出てきた!

北に向かっていることを実感。

しばらく走っていると、茨城県に入りました。

このあたり(古河市周辺)は県境が非常に入り組んでいて、
栃木県、茨城県、埼玉県がほぼ一点で接しています。

国道4号線って一番長い国道なんだって。
今回は4号線を北上するのではなく、途中から水戸方面に向かいます。
なので、4号線を走っていると埼玉→茨城→栃木と、めまぐるしく県が変わりますw

懐かしい景色

8時前、登校中の小学生を発見。

そういえば今日(6月28日)は平日だった。
田んぼの中を歩いて登校って、自分の小学生時代を思い出して撮ってしまいました。

利根川

また走っていると、利根川を渡ります。

利根川って鹿島に行くときも渡ったんですが、川幅がすごい広いですよね。
坂東太郎と言われるだけあって、雄大そのもの。

この流れが古くは農業から、近代では支流の渡良瀬川で知られる鉱業、
現代では工業や大都市を育んできたと思いを馳せると、
擬人化して相性までつけて親しみを持つ気持ちがよくわかります。
きっと、そういった神様も何人も住んでいるのでしょうw

朝ごはんpart2

6時半くらいに越谷を出て約2時間、早くもお腹がすいたので二度目の朝食です。
良い感じにコンクリートブロックが落ちていたのでそこで調理開始。

朝食であまりにカロリーを摂らなかった反省から、今度は完全にカロリー重視ですね!!!
パスタをたくさん持っていったので、ちゃんとオリーブ油も持って行っています(写真中央)。

誤算だったのは、汗をたくさんかいてしまうのでソースが1人分では足りないこと。
結局、途中でソースを買い足しました・・・。

刃牙コーラと自転車の食事

あ、見てお分かりの通り、カロリー対策として刃牙さんに教えてもらったコーラも添えてます。
刃牙といえばこれですわ。

マラソン選手が飲むかどうかは知りませんが、
自転車に乗っている私は、コーラをよく飲みます

よく言われることですが、自転車は食事をしながら行うほぼ唯一のスポーツです。
マラソンも市民レースだとバナナやチョコが提供されることもありますが、
自転車はアマチュアの練習中でも食べながら走ります。
しかも食べる量がハンパない。

100kmとか走って真面目に練習するときは、それこそバックポケットいっぱいに食べ物を詰めていきます。
カロリーメイトやジャムを塗ったパン、ようかん、ゼリー、ジェル、キャラメルに浸したウェハースみたいなものまで。
ずっと食べてないと、ロングライドは走れません。
ですから、今回、一番お金がかかったのは食べ物です!(断言)

話を戻すと、
コーラって、スパイスが効いていて、酸味があって疲れていても飲みやすいんですよね。
炭酸がきついので実際にちょっと抜いて飲みますが、そう考えると刃牙コーラは正しいですねw


長くなったので2日目②に続く!

浦安から仙台までJヴィレッジ経由で行ってみた。自転車で。(1日目)〜自宅→埼スタ(ナビスコ予選7節浦和戦)→越谷〜

出発!の1日目です。

コース


出発前

これだけの荷物を持っていったのですが、

パッキングはノウハウがないために大変苦労しました。その中で自分なりに気をつけたことは、

  • 背負わない
  • 最低限の荷物に
  • だけど楽しみたいとこは厚く

です。

背負わない!とにかく背負わない!

自転車で一番消耗してはいけないのが、体幹、特に背中の筋力だと思ったので、
バックパックではなくウェストバッグにしました。
一度100km程を3〜4kgの荷物を背負って走ったら、フォームが崩れまくってしんどかった反省から。

最低限の荷物で楽しみたいところは厚く

この自転車、普段はライトとチューブくらいで、総重量10kgくらいで走っています。
走行時平均25km/hを8時間キープするには、15kgくらいにしておかねばならないかなと勝手に予想して、
「荷物を乗せて水を満載すると15kg」を目標にしました。

ですが、今回絶対に外さないと誓っていた

  • 屋外での食事、特に朝食
  • 目覚めのコーヒー

については、十分積みました。お陰で楽しい旅になりましたw

結果、こうなりました。

わりとコンパクトになってのではないかと思います。満足満足。

自宅→荒川サイクリングロード→岩淵水門

このへんはいつも走っているところなので大して書くことはないのですが、
逆にいつも走っているときは40km/h平均とかでガンガン走っているので、
疲れないように回す走り方を心がけていました。

速度域が低いので、普段目に留めない周囲の花とか、子どもの表情に目が行ったり、
いつもは空気うぜえええええええ*1と思っている風が心地よかったり。
ゆっくり旅をするというのはこういうことなんですね。

荒川サイクリングロードを走る方に注意

2012年6月末時点では普通に走れましたが、11月初旬〜2013年3月15日までは
右岸*2の堀切橋以北500mほどが工事のため通行できません
並行する都道449号線を北上すると良いと思います。
ただ、この449号線、自転車は除くとされているものの一方通行なので、注意して走行しましょう。

岩淵水門〜埼スタ

とかなんとか言っているうちにあっさり岩淵水門に到着。


岩淵水門の美しさ

僕が江戸川ではなく荒川をホームにしているのは、この水門があるからといっても過言ではありません。
天気がいい時、水門を越えて振り返った時の美しさ。
実用に供される無骨な形の人工物が悠々と流れる荒川の土手にぽん、と置いてあるコントラスト。
ほんと、好きですねここ。

岩淵水門で写真を撮るついでに、ここから埼玉に入るのでユニに着替えます( ・`ω・´)

岩槻街道

この道は大っ嫌いw

小石は浮いてるし、グレーチングの穴は大きい上に進行方向向いてるし、車道に大きくはみ出してるし。
語る言葉を持ちませんっ!!(語っておいて何を言う)

埼スタ

埼スタに自転車で来るのも5回目なので慣れたもんです。
駐輪場は南門から左に回り、バス駐車場の近くにあります。

南門の近くにあるトイレ付近にも自転車が大量に置いてあるのでそのへんでもいいのですが、
鍵で固定できる固定物がないので、ちゃんと駐輪場においておいたほうが無難です。

靴は持ってきていないので、シューズ(SPD-SL)にクリートカバーを付けて、
それで90分間応援するという暴挙に出ましたw

試合

あ?負けたよ0-3で!

寝床探し

最初はしらこばと水上公園で寝ようと思ったんですが、なんとなく忘れてました。
結局、大落古利根川にある古利根堰の近くにちょっと奥まったところを見つけてそこにしました。
テントを張って、むふー、ってなったところで一枚。この時点で23時前。

非常に暗く、地面の状態がわかりにくかったため地面の状態とかあまり考えずに土地を選んだのですが、
かなり尖ったものが多く、はっきり言って土地選びは失敗でしたw
でも、水の音が近くで聞こえ、過ごすには悪くない場所でした。

メシ

スタジアムで結構食べていたので軽く食べてすぐ寝ることにしました。
お湯を沸かします。

九州では鍋の〆で定番(らしい)、マルタイの棒ラーメン!の、山バージョン。
オルニチンとかアルギニンとか、疲労回復に効果がある(らしい)ものが入っている(らしい)。

水多く作りすぎてクソまずかった・・・。
普通に食べると美味しいんだけどなぁ。

23時半頃食べ終わり、食器を片付けて寝転がると、すぐに寝落ちてしまいました。


一日目終了!


本格的な移動、二日目に続く!

*1:35km/h超える辺りからマジで重くなる

*2:上流から見て右側。葛西臨海公園から上流に向かうときは左側