サッカー蟻地獄

ガチだったこともあるサンフレッチェ広島サポーター&割とガチな飯田里穂さんファン&割と長い距離を走る自転車の話、などをしています

徐々に開幕していく戦いの難しさ:第2節 ◯2-1 新潟@東北電力ビッグスワン

正直、結果以外に得たものは少ない試合でした。
その中からどうにか拾ってみたいと思います。
あと、久しぶりに新潟に行ったのでそのレポートも兼ねて。

久しぶりの新潟

くされ縁テレビのヒロなど友人と池袋で待ち合わせ、出発。
超絶混んでいた関越を避け、東北道経由で新潟に向かいました。
寝てたのでほとんど記憶はなく、気づいたら雪深い磐越西線でしたw
越後平野に入ると、一面の田園風景。その中に屹立するビッグスワン

側にはハードオフスタジアムもでき、新潟のスポーツ文化の中心、象徴になっているんでしょう。
10km以上遠くから見えるこのスタジアム、来るときはいつでも、ワクワクしますね!

スタジアム到着

実は、到着した時にはすでに1時間前を切ってました。遅刻ごめん。
これまでの試合は夏〜初秋だったので、初めて訪れた冬の新潟。
ビッグスワンから望む、冬の新潟の空。

初めて訪れた2003年、4万人以上が熱狂する姿とは違っていましたが、ゴール裏は満員。
みんなが声を出して、周囲から声で包まれる感覚は変わっていませんでした。
代表で一緒にやっている新潟サポの友人に話を聞くと、
「タダ券だよ」「停滞している」という印象のようなのですが、
僕が感じたのは確実に定着しているサッカー文化でした。

ワールドカップ招致を諦めた広島の代わりに開催地に立候補した新潟。
その新潟がこのような文化を作ってきていることを考えると、
ワールドカップ招致を逃したことがどれほど大きかったか、
市民球場跡地にスタジアムを建設することがどれほどの影響を与えるのか、
きちんと考えて欲しいと思います。

箱モノと揶揄されるスタジアム建設が意図を持った時、
地方の文化に与える影響は大きい。

試合

新しいチャント

ゼロックスにもACLにも開幕戦にも行けなかった僕としては、新シーズンの開幕はこの試合。
航平、ミズ、千葉ちゃんの歌を聞き、
新しいチームチャントがあることを聞いた。

これよこれ。そして試合開始。

藤田の退場

試合が始まって10分、
入ったクサビを受けて反転して完全に裏に抜け出したアオを引き倒した藤田にイエローが出る。
もうちょっとフリーだったらレッドでもおかしくなかった。

もう一度同じようなプレー有りそうだなーと思っていたら、
航平が反転した時、後ろ目から倒した。
ありゃ?と思った時にはもうレッドが出てた。

この件があったからではないけど、
審判のジャッジは概ね納得できるものでした。
広島側に辛いジャッジだった、と言う人もいるけどね。

退場後〜田中達也の交代

退場後、新潟はしばらく11人の時と同じように戦っていました。
つまり、4バックから一人減った3バックで、
藤田とキム・クナンで見ていた寿人を同じようにCBで捕まえ、石原とコージをボランチが見る。
前では田中達也*1を中心にプレスを掛けてきた。

実のところ、この一瞬だけを切り取ってみると田中達也を交代させるよりも守備はできていたのではないかと思います。
広島が一番嫌がるのは前からの組織的なプレス。
CBが一人とはいえ、2−4−4−1(広島の攻撃時)と3−3−2−1(一人少ない新潟)でしっかりとシステムが噛みあった中、寿人/石原/コージには簡単にはボールは入りません。(キム・クナンボランチの体力を計算に入れなければ)このまま行ったほうが良かったのではないかな。

しかし、結果的に田中達也を下げて菊地直哉を入れ、大井を中に絞らせる。
これで前からのプレスは厳しくなくなり、落ち着いてパスを回せるようになった。
これによって、広島は落ち着いて戦えるようになった。

その後はいろいろありましたが、しっかり戦ってくれたと思います。
良かった。勝てて。

千葉のマトモさ

そんな中で1つだけ言っておきたい。
J's Goalで紹介されていたこの写真。千葉がシュートを決めて喜んでいる写真です。

言わずもがなですが、千葉の古巣は新潟。
試合後、新潟の選手とユニフォームを交換していました。
そんな千葉が決勝ゴールを決めて、喜んでいる写真です。

実は、千葉が決めたことを試合後までわかっていない人が多数でした。
それほど、控えめに喜んでいたんです。

あの千葉ちゃんが。

一方、開幕戦での一コマ。

この中で陽s(ryだけが移籍を惜しまれている理由がわかろうというものだ。

徐々に開幕する難しさ

試合後、ゼロックスから全試合行っているみんなから口々に語られていたのが

やっと(サポが)開幕っていう感じになったね

ということ。理由を考えてみました。

明確に開幕を感じづらいスケジュール

広島の開幕に向けたスケジュールはこんな感じ。

2/23 ゼロックス杯 v柏@国立
2/27 ACL vブニョドコルエディオン
3/02 J1 v浦和@エディオン
3/09 J1 v新潟@ビッグスワン

ゼロックス杯はタイトルがかかった試合ではあるのですが、
正直、勝って3000万、負けて2000万という試合(賞金が)。
開幕じゃあああああ!今年もやったるで!という試合ではありません。

ACLは世界を狙う!CWCに再び!という試合で、開幕感はありません。

そんな中J1開幕を迎えたわけですが、
「開幕じゃああ!」という感じでは迎えられなかったのではないかなと。
心のなかではすでに開幕している感があって、
その中の一試合、という感じで迎えたのではないかと・・・。

仮説ですけど、そのくらい、
シーズンの入り方が難しいという事を実感した出来事でありました。

おまけ:新潟メシうまー

そんなこんなあって、おなか空いたのでビッグスワン近くにあるバターフィールドへ。
渡りがにのトマトクリームスパゲティを食す。

うめえええええええええ!

他にガーリックブレッドや米粉タリアッテーレなど頂きましたが、
大変美味しくいただきました・・・!

試合直後でも10分程度で入れましたし、オススメです!!
(店員さんによると、どれだけ待っても20分くらいだとのこと)
ちなみに、試合がある日は予約を受け付けてくれませんので注意してください。

*1:なんでこの人はフルネームで呼びたくなるんだろうw田中、とか言う感じじゃないよね