浦安から仙台までJヴィレッジ経由で行ってみた。自転車で。(装備編)
徹マガにも載ったことだし、今年中に仙台行の記録を残しておこうと思います。
※ある日、6月27日の浦和戦と6月30日の仙台戦がつながっていることに気づき、「自転車で行ってみよう」と思い立ち、自転車で行ってみました。その時の記録です。宿泊は全部テントで。
ルート&スケジュール
ルートは以下のとおり。2009年にユースっ子たちを見に行ったJヴィレッジが今どうなっているかをこの目で見たくて、絶対に行きたかったのです。
3日目:いわき―(6号線)→Jヴィレッジ―(6号線)→いわき―(49号線)→郡山―(4号線)→福島
目次
- 浦安から仙台までJヴィレッジ経由で行ってみた。自転車で。(装備編)
- 浦安から仙台までJヴィレッジ経由で行ってみた。自転車で。(1日目)〜自宅→埼スタ(ナビスコ予選7節浦和戦)→越谷〜
- 浦安から仙台までJヴィレッジ経由で行ってみた。自転車で。(2日目①)〜越谷―(4号線)→小山〜
- 浦安から仙台までJヴィレッジ経由で行ってみた。自転車で。(2日目②)〜小山→水戸→いわき〜
- 浦安から仙台までJヴィレッジ経由で行ってみた。自転車で。(3日目①)〜いわき→広野〜
- 浦安から仙台までJヴィレッジ経由で行ってみた。自転車で。(3日目②)〜広野・Jヴィレッジ→郡山→福島〜
- 浦安から仙台までJヴィレッジ経由で行ってみた。自転車で。(4日目)〜福島→仙台(完結編)〜
自転車基本装備
もちろん、ドリンクボトル、エアポンプ、チューブ2本(Panaracer)、タイヤレバー、工具は持っていますが、選ぶ幅が広い装備だけ書いておこうと思います。
タイヤ
PanaracerのRACE Type A
替えのタイヤは持って行かないことにしました。
単純にスペースの問題と、応急処置で自走不可能なほどのパンクリスクは(4日の旅程なら)低く、電車路線沿いを走るので最悪電車で買い出しに行って戻ればいいかな、と思っていました。
輪行袋
OSTRICH 超軽量型輪行袋 L-100
もう少し大きいものもあるのですが、積み込んだ時にトップチューブにくくりつけたテントのポールに干渉してしまいますし、
何より軽いのがよいのでこちらを使っています。当然ですが、フロントとエンド用金具ももちろん持っています。
ヘッドライト
CAT EYE HL-EL520
ランタン兼用です。ランタンを別に持っていく必要は全くありません。ランタンはそんなに大光量は必要ないですし。
今回は夜明け(4時すぎ)に起きて飯食って走りはじめ、日の入り(19時頃)とともに飯食って寝る、というスケジュールだったので夜は走りません。
ヘッドライトを使うシーンはトンネル、霧や曇や雨の時間、朝夕の視認されにくい時に使う程度です。
正直、今回の旅にはこれでもオーバースペックだと思いますが、普段は夜に走るのでこの程度のスペックを使っています。
バックライト
CAT EYE TL-LD650
厳密にはこの前のモデルなのですが、これは横にも発光するので視認性が高く、幅が狭いので取り付け位置を選びやすいのがいいですね。
テント関係
テント
モンベルのステラリッジ1型を選びました。山岳の人に「間違いはない」と進められたこともありますが、選んだ基準は、優先順位が高い順に
・収納時長さが34cm以内であること
ハンドルの内側幅(約36cm)に収めた時にちゃんとハンドルを握れるクリアランス(約2cm)を取れること。
・ポールバッグが45cm以内であること
トップチューブにくくりつけることを想定していたので、トップチューブの内側の長さ以内であること。
・自立すること
ペグが打てない場所にテントを張ることもあるので。実際、3cmしか打てないこともありました。
・軽さ
軽ければ軽いほどいいですが、目安として3kg、出来れば2kgを切りたいと思って探しました。
・組立の容易さ
私自身があまり慣れていないので、簡単なもの。
グラウンドシート
グラウンドシートは絶対にあったほうが良いとその山岳の人に助言されて素直に従いました。
小さいテントなのでオプショナルロフトがあったほうがいいのかなと思って買ったのですが、天井を低くするだけでステラリッジ1型では必要ありませんでした。
あえて良かった点を言うなら、ランタン兼用のヘッドライトを高い位置に固定しやすいくらいでしょうか。
ランタンならフックなどあるでしょうが、ヘッドライトだと高い位置に固定する手段がないので。
雨が降ったら活躍するのかもしれません。
マット
モンベルU.L.コンフォートシステムパッド120
これにU.L.コンフォートシステムピローを組み合わせると長さ150cmになって足がちょっと出てしまう(僕は身長172cm)のですが、
スネから下が出たところであまり睡眠には影響ないのでまあいいかなと思って150cmではなく、120cmのパッドを選びました。
これが大正解でして、なんと、テントの収納袋にこのパッドも一緒に入れることができたのです!
もっとも、パッツンパッツンでしたが。
それでも、これは大きな荷物がひとつ減ったようなもんで、ラッキーでした。
たたむときは一度簡単にたたんで、癖をつけたところでもう一度たたみ直すと、空気がかなり抜けて非常にコンパクトになります。
というかこうしないとテントと一緒にパッキングできない。
寝心地は非常に良いです。20:30〜4:00まで7時間以上熟睡できました。
疲れているときはついうつ伏せで寝てしまうのですが、気になりませんでした。
さすがに膝を立てたりすると地面にあたった感じがしますが、そういうことがなければそんなに気になることは無いと思います。
最後に、パッドかエアマットか、という観点ですが、山の人によると「絶対パッド」だそうです。
穴が開いて空気が抜けたらぺったんこなので、ということでした。
荷物の大きさという意味では、同じ収納サイズでワンサイズ上(今回なら150サイズ)を持っていけるので、そういうメリットはありますが。
持っていけばよかったかなと思うのは、寝るときに上にかけるシーツみたいなものですかね。
この季節は深夜から朝にかけてはまだ寒いので。
ただ、これは僕のテント(というか、フライ)の張り方が下手くそだったからではないかと思っています。
衣服
普段はサイクリングジャージとレーパンで走りました。他には、
- 応援のための広島ユニ
- 応援のためのマフラー
- 仙台到着後のための靴下1足&パンツ1枚
- 変態扱いされないためのクロップドパンツ1枚
- 朝晩、寝る時など冷え防止のためのウインドブレーカー
を持って行きました。着替え?
着替えなどしない!
実際には各日寝る直前に銭湯があればそのタイミングで洗濯しようかなーとか思っていました。
が、2〜3日であればまあ必要無いです。
仙台についてから銭湯に行きましたが、体を流すと黒かったです。主に排ガス的な意味で。
調理器具
バーナー
G'zストーブ
これは非常に良かったです!2〜3日の低温にならないソロキャンプでは最強に近いんじゃないでしょうか。
- 小さい
- 火力が強い
- 風に強い
- 補給が超!楽!
という4つですかねー。これにSOTOのガスを一本持っていきました。
小さいのは見たらわかると思いますが、具体的にはPSPやnintendo DSより小さいです。
火力は十分。正確に計っているわけではないですが、500cc程度なら4分程度で沸きました。
形からわかるように、風にも比較的強いです。実際に海岸の岸壁の上で使いましたが、ちょっと炎が流れるかなーという程度でした。
そして最も大きな利点は、汎用的なブタンガス缶を使っているので補給が楽ということです。
4日(1日3回使う程度)では実際に補給をすることはありませんでしたが、「普通の大きさのコンビニなら確実に売っている」という安心感は非常に大きいです。
出し惜しみで中途半端に調理をすることもありませんし、寒い時に我慢せずに火をつけることができます。
使用時に気をつけたことを書いていきます。
- 五徳をなくすと小さいコッヘルでは乗らなくなるので無くさないように注意です。特にしまうときに忘れやすいです。
- ガス缶のプラスチック製の蓋はなくさないこと!なくしてしまうと、非常に小さいバッグにパッキングすると押されてガスが抜けてしまって危険なので、絶対になくさないこと。
- 途中で捨てられるので、フルサイズ(250g)よりも小さいガス缶(120g)を複数持っていった方がいいかも。途中で補給すればいいし。
- 付属のケースには五徳を入れるためのポケットがありますが、そちらに入れるとケースが凸凹になってしまいます。ケースについているポケットではなく、本体と一緒にテープ側に入れたほうが片方が平らになってパッキングしやすいですね。
- 火力の中心が五徳から少しガス側に外れているので、コッヘルの取っ手をガスと反対側に持って行くと熱くなりにくいです。
- 火は中心に集中しているので炒め物には向かないと思います。五徳以外に網等必要です。お湯を沸かす、煮物などには火力が強いですし、向いています。
コッヘル
snow peak ソロセット極チタン SCS-004T
チタンかアルミかで迷ったのですが(ステンレスは重いので嫌だった)、凹みに強く、熱伝導性が低い(熱いものを入れてもすぐに口が直接付けられる)チタンを選択。
大きい方は600mlの水を吹きこぼれることなくわかせるくらいの大きさ。
小さい方は250mlくらいまで(目盛が300mlまで50ml刻みで打ってあります)。
一人ならこれで十分。
先にお湯を沸かし、ハンバーグを湯煎で温め、そののちにラーメンを作る
湯を沸かし、コーヒーを作る。コーヒーを飲んでいる間にマジックライスを作り、余った水で味噌汁を大きいほうで作る
(この頃には小さい方のコッヘルも飲みきっているので、大丈夫だろうと)
僕はこの中に調味料(塩、油)とパスタソース3袋6食分、インスタントコーヒー5杯分を入れて行きました。
食料
水
モンベル サーモフレックスウォーターパック
1.5リットルのウォーターバッグを持って行きました。
暑かったので、常に500mlの水を確保することがとても重要です。飲み水や食事など。
正直、酷暑の中で水の残量が0に近くなった時の恐怖感は半端ないです。
その恐怖感から逃れるためだけでも、一定程度の水は常に確保しておくべきかと思います。
持っていった食料
- オーマイパスタ660g(6食分)
- マルタイ棒ラーメン2食分
- 白米(サタケ マジックライス):3食分
- オーマイパスタソース、S&Bパスタソース:6食分
- インスタントコーヒー5杯分
- 永谷園梅茶漬け3回分
- CCD(高カロリードリンク):4袋
- 調味料(塩、オリーブオイル)
- マルチビタミン4日分、カルシウムの錠剤
- 男梅(ノーベル)
ぶっちゃけ、途中で買えばよかったで重い思いをして持って行く事もなかったかなと思います。
でも、自然の中で食べるご飯は大変おいしゅうございます。
献立
27日
山の棒ラーメン(カレー):324kcal
28日
マジックライス&梅茶漬:383kcal
パスタ165g+うにソース+コーラ200ml:849kcal
ビッグチキン+ポテト+ファンタグレープ:1148kcal
煮込みハンバーグ+山の棒ラーメン(醤油)+ビール500ml+スミノフアイス:1116kcal
29日
マジックライス+なめこ味噌汁+漬物=471kcal
ねぎ玉牛丼(中盛):806kcal
パスタ165g+明太子ソース×2=807kcal
パスタ165g+チーズクリームソース+ビール700ml:1171kcal
30日
マジックライス+漬物+ゆで卵2つ+豚汁:691kcal
牛丼(中盛):694kcal
雨用具
雨は結局最後の最後、輪行で浦安に帰ってきてから自宅までの間しか降らなかったのですが、
・ビニール袋5枚程度
・ウエストバッグカバー(ランバーパック用のレインカバー)
・途中で買ったコンビニの雨合羽(荷物が減ってから購入)を20cmくらい裾を切ったもの
を持って行きました(カッパは途中で購入したが降らなかったので捨てようかずっと迷っていたw)
タオル
雨が降った時のためにマイクロタオル スポーツを1枚持って行きました。タオルのサイズはスポーツタオルくらいあるのですが、たたむとタバコの箱より小さくなります。なのに風呂あがりのバスタオルとしても使える吸水性を持っているので便利です。風呂に持って入って絞ってまた体拭ける吸水性の復活の早さも魅力です。結局使わなかったのですが、一枚持っておくと不安がなくていいですね。
携帯・電子機器・その他
携帯
なんと予約していたGalaxySIIIが遠征中に発売されるという失態。結局、GalaxySIIを使いました。
充電池
今回はRunkeeperで全行程を記録していこうと思っていたので、電池をたくさん持って行きました。
コンビニでよく売っている電池用充電器と電池16本(それでも足りなかった)、あとは10000mAhの充電池(なぜか3000円を切る超激安のcheero Power Plus)を持って行きました。
GPSをフル活動させるRunkeeperを一日8時間以上も起動させ、行く先々で写真を撮ってfacebookに上げるという事をずっとやっていたのですが、さすがに最後ちょっとだけ足りなくなって、4本+予備4本買ってしまいました。
スコップ
持って行きましたが、今回は使いませんでした。若干、ペグ叩いたくらい。
生分解性ティッシュ×2
これは生分解性である必要はありませんでした!
山ならともかく、平地ではコンビニで購入したもののゴミと一緒に捨てられるので普通のティッシュでいいかな。
どちらかと言うと、ウェットティッシュが欲しかったな。
虫除け
アース押すだけノーマット
これすごいです。焚いておく必要がないので電池も火も使わないし、小さいし軽いし。何より、全く虫に刺されませんでした。テントの中では。外では盛大に刺されましたが・・・。
あと、ウォータータイプの塗る虫除けも持って行きました。
次からは各日程のレビューを。試合のレビューはしませんw