サポーター(や、その他の応援)を長く続けるために必要なこと
私、サンフレッチェのサポーターであり、また、声優の飯田里穂さんのファンでありまして、どちらもそれなりに熱心にやっております。
そうすると、来なくなったリ、他界(他の人に鞍替えすること)したりするのを経験するんですよね。
そういうことを見て、考えたことです。
※この辺の一連のツイートをしっかり書いた感じ。
まとめ
対象者は「コンテンツとしての楽しみを越えた楽しみを見つけた人」です
- 目一杯やる時期は終わる。ちょうどいい配分を見つける
- 誰も「二度とくるな」なんて思っていない。いい形で戻っておいで
- できたら人間関係は保って離れよう。とはいえ、なくても帰ってこれる
コンテンツとしての楽しみを越えた楽しみ
サッカーや声優なんていうのは間違いなくコンテンツですわ。間違いなく。
消費して楽しみ、ああ楽しかった、また来よう、ってリピーターになったりりっぴーたー*1になったりする。
でも、これは誰もが経験することではないのですが、熱心に活動する中ではコンテンツを楽しむ以上の楽しみを見つけることがあります。
- 一緒に応援を作っていく楽しみ
- 試合・イベント前後のコミュニケーションの楽しみ
- 自分がファンを増やしていく楽しみ
などなど・・・
受け身ではなく、コンテンツの消費だけではなく、能動的に動いて自分でコンテンツの楽しさを作っていく側になる。
これがコンテンツとしての楽しみを越えた楽しみです。
こうなると、本当に楽しいわけです。めっちゃ大変だけど。
- 早朝に入ってコレオグラフィーの準備で数万枚のパネルを設置する
- 運営とコミュニケーション取って改善活動をする
- 積んだCDを配りまくる
めっちゃ大変なんです。お金も使うし時間も使う。
そして、その大変さが楽しさを越えてしまい、続けられなくなる瞬間が訪れたりもするのです。
そういう人に読んでほしいな、と思います。
目一杯できる時期は必ず終わる
目一杯やるのは楽しい。
今日の試合に行かなかったら、今日のライブに行かなかったら、なんてことはたくさんある。
目一杯やったらいい。
本当は、長く活動するためには燃え尽きないように負荷をかけるのがいいと思うのです。
心拍140だと何十時間と走れるけど、180だと10分ももたない。
心拍が140で走れる速度は人それぞれだから、ずっと走れる速度を見つけることが重要。
心拍180で走るのはずっと続かないから、使いどころ考えたいよね。
でも、わかっていても目一杯走りたくもある。それはそれでいいのではないかなと思います。
ただ、戻ってこれないようなダメージを受けないように気をつけましょう、というのが今から書くこと。
できれば、現場でなくてもいいから人間関係だけは保っておこう
実際、サンフレッチェのサポーターを15年もやってると、「あんなにいつも来てたのに、もう影も形もない」という人をたくさん見て来た。
サポーターのコールリーダークラスでもそういう人はいるし、TO*2にも、いつの間にか他界していた、何ていう人も思い当たると思う。
僕も一度燃え尽きてしまってほとんど行かない時期はあった。
だれも二度と来るななんて思っていない
一度来なくなったからって、二度と来るなということでは決してないし、戻れるように人間関係だけは維持しておいてほしい。
離れる時に悔しさのあまり自分のコミュニティにツバ吐いて戻れなくなる人は一定いる。
そういうことは極力、やらないようにしたい。
ツバ吐くというのは・・・
「なんでこんなことしてたんだろ」っていう自虐だったり、
取り戻せない時間を消費しまったという後悔だったり、
そういうところから他人に対して攻撃的になってしまうこと。
「お前まだこんなことやってるつもりなの?」とかね。
それをやってしまうと、当然戻りにくくはなる。
けど、戻れるからね。
いくらケンカしても、久しぶり!っていう喜びには勝てない。
若いうちのトラブルなんて時間が経つとタダの若気の至り。
時薬で消えて無くなるのだし。
僕も燃え尽きた時にはペースを落としつつ復活したし、その時は人間関係だけは維持して戻れるようにはしてた。
人間関係を結ぶ人は、メジャーな人とか、有名な人とか、そういうのじゃなくていい。
仲良くなった人、こいつなら現場じゃなくてもやり取りできるな、って言う人でいいんですよ。
そういう人間関係を作っておきましょう。
ライフステージは変わる。その時点でできることを
長いことやってると、社会人になり、結婚したり転勤したり子供できたり親が倒れたりいろいろある。
それまでの活動が熱ければ熱いほど、できなくなる自分に腹立たしくもなるし、他者への不満も募る。
でも、受け入れて、全部背負って進んだ先にしか新しいステージでの楽しみ方は見つからない。
吉田沙保里を育てた栄和人コーチが出ている「プロフェッショナル〜仕事の流儀〜」をたまたま見たのですが、
同じように「すべてを背負ったとき、人は強くなる」っておっしゃってました。驚いたw
子供抱いて会いに来るのはサポーターや推しを1人増やすことだ、くらいの気持ちでいいのよ。
さいごに
一度コンテンツとしての楽しみを超えた楽しみを見つけた人は、待ってるからいつでも戻って来てほしいと思うし、戻って来られる状態を作って待っていたいと思うのよね。
待ってますよ〜。